放射線部
概要
放射線部では放射線科医師と私たち診療放射線技師が緊密に連携し、24時間体制で、診断・治療に役立つ画像の提供を行っています。また各分野にておいて高い専門性を身に付け、常に技術・知識の向上に努め、患者様に安全に安心して検査が受けられるように日々努力しています。さらに、地域の開業医・医療機関の先生方からの検査依頼に対応できる体制を整えています。
設備
CT装置
2021年1月の病院移設に合わせて、従来のCT装置に加えて、最新鋭のCT装置を導入いたしました。この装置の導入によって、より詳細な画像情報の提供が可能になりました。
従来の装置と合わせて二台稼働することで、通常の外来検査に加えて、健診業務や救急の撮影も柔軟に対応可能となっております。
MRI装置
MRI検査とは強力な磁石と電波を使用して、体内の水や脂肪・血流などを画像化して撮影する検査です。また、体内の臓器をさまざまな角度から観察でき、造影剤を使用せずに血管を観察することも可能です。X線を使用しないので、被曝の心配はありませんが、磁石の中に入って行う検査のため、体の中に金属がある方は検査を受けられないことがあります。
当院では3.0テスラと1.5テスラの2台のMRI装置で検査に対応していますので、検査効率が飛躍的に向上し、予約待ちが非常に少なくなりました。またそれぞれの装置に特徴があるため、検査内容に応じて使い分けています。
デジタルX線テレビシステム
DR(Digital Radiography)装置では、主に健康診断による胃透視(バリウム)検査で使用しています。
血管撮影対応X線テレビ装置
この装置では、消化器内視鏡検査や血管造影検査など、幅広い検査に対応しています。また、Cアームにより、患者様を動かすことなく、様々な角度からの観察をすることができます。
最適な角度から得られる3次元的な情報により、正確で安全な検査をサポートします。
一般撮影装置(3台)
単純X線撮影では、一般的な胸部や腹部、骨などを撮影します。 身体を透過したX線の吸収の差を白黒の画像として得ることが出来ます。
骨のX線撮影では、骨折や骨腫瘍などの有無、リウマチ疾患などの診断をすることができます。当院ではFPD(Flat Panel Detector)装置を導入しており、撮影直後に画像を確認できるため、迅速な検査が可能です。また、少ない線量でも従来と同等の画質を得られ、被ばくの低減にもつながっています。
骨密度測定装置
骨密度測定とは、骨を構成するカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分の量(骨量)を、X線を用いて測定する検査です。骨粗鬆症の診断や、薬剤による骨量減少の診断、薬剤の治療効果判定などに使用されます。
デジタルマンモグラフィ装置
マンモグラフィ検査は、乳房を挟み圧迫しながら撮影を行う検査です。乳房を圧迫しながら薄く均一に広げることによって、乳房内をより鮮明に見ることができます。触ってもわからないような早期の小さながんや、非常に小さな石灰化をみつけることができます。当院の装置は通常のマンモグラフィとさらに詳しく診ることができる3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)が搭載されています。トモシンセシスは複数枚の断面の画像を撮ることができ、より詳しく診ることができます。
CT・MRI検査
各医療機関より、電話にて予約を受けております。検査依頼書としてお使い下さい。尚、個人での検査予約は受けておりません。