リハビリテーション部

概要

体制

早期社会復帰を目指した総合リハビリ体制

充実した施設・スタッフ及び適切なリスク管理下にて、超急性期より後遺症・合併症をできるだけ少なくするため「早期リハビリテーション」を開始し、早期社会復帰を目指した「亜急性期の回復期前期リハビリテーション」までの一貫した包括的なリハビリテーションサービスを提供します。

地域完結型のリハビリテーション医療体制

超急性期・急性期~亜急性期(回復期前期)の集中的かつ濃厚なリハビリテーションを施行することにより、「二次医療圏における予防~急性期~回復期(集中期)~維持期(間欠期)のシームレスな(継ぎ目のない)地域リハビリテーションシステム」の一翼を担うべく努力します。

総合リハビリテーションサービス提供体制

  • 1.総合リハビリテーションセンターにおける包括的リハビリテーション
  • 2.超急性期・急性期~亜急性期(回復期前期)の集中的リハビリテーション
  • 3.在宅復帰に向けたリハビリテーションと退院支援

施設基準等

  • 脳血管疾患等リハビリテーション(1)
  • 運動器リハビリテーション(1)
  • 呼吸器リハビリテーション(1)
  • がん患者リハビリテーション
施設基準等

在籍スタッフ

理学療法士(PT)28名

  • 心臓リハビリテーション指導士3名
  • 3学会合同呼吸療法認定士8名
  • 認定理学療法士(呼吸)6名
  • 認定理学療法士(循環)2名
  • 認定理学療法士(地域)2名
  • 認定理学療法士(介護予防)2名  【2021年6月15日現在】

当院の理学療法の特色としましては、救急病院として発症直後(超急性期)からの早期理学療法に取り組んでおり、早期離床・二次的合併症予防に努めています。(HCU・ベッドサイド)

外科・整形外科の手術を行う患者さんには手術前から継続的に関わりクリニカルパスをベースに個々の患者さんにあったプログラムを計画・実践しています。

在宅へスムーズに退院して頂くため、多職種(必要に応じては外部の関連職種)で連携・計画をし、必要な際には退院前に在宅に訪問し住宅改修・動作方法のアドバイスなどを行っています。

臨床実習施設としてクリニカルクラークシップを導入した学生教育を行っています。

新人教育はプリセプター制度を導入しており、段階的な指導を受けながら実践力を養うことができます。

作業療法士(OT)10名

作業療法では、脳卒中や骨折、呼吸器疾患などのさまざまな病気やケガにより、生活に支障をきたしている方の身体精心の機能の維持・改善を図ります。また、日常生活動作(食事・排泄・更衣・入浴等)をできるだけ円滑に行っていただけるように、訓練を行います。

遊びや創作などを通して明るく、楽しく、リラックスした雰囲気で、さまざまな機能の回復・維持・開発を目指します。また、手指や手関節の骨折等の上肢の障害に対して運動療法・物理療法を実施しています。その方個人が生活しやすいように手助けする道具(自助具・装具)の作製・紹介も行います。

言語聴覚士(ST)6名

当院の言語聴覚療法では、構音障害(呂律が回りにくい)、失語症(言葉が上手く出てこない、相手の言葉を理解できない)など、ことばのコミュニケーション問題を抱える患者様に対してリハビリテーションを行っています。そのほか、退院後の生活においても、有効なコミュニケーション方法の提案・指導を行っています。

また、摂食・嚥下障害(むせる、飲み込みが難しい)の患者様に対して評価・訓練を行っています。主治医・看護師・管理栄養士など院内スタッフとの連携を図りながら、それぞれの患者様に適した栄養手段の提案や食事形態の選択を行います。

言語聴覚士(ST)6名