1)一般外科(消化器系、肝胆膵系、呼吸器系)

 一般外科に関しましては、標準的な外科手術を基本として、特に鏡視下手術を積極的に行うよう準備を進めています。

(悪性腫瘍の場合、化学療法、放射線療法が必要であれば、他科、他施設に治療を委ねることもあります。) 内分泌外科(甲状腺疾患、乳腺疾患等)につきましては、むしろ専門とする他施設との連携を計っていきたいと思っています。

2)外傷(胸腹部外傷、ただし大血管は除く)

 外傷は救急総合診療科を中心とした外傷センター構想に帰属するところですが、整形外科、脳神経外科等との連携で、交通外傷、多発外傷なども積極的に診療します。
 さらに、Day surgery(日帰り手術)も一つの目標として努力しています。

 また、宮崎市内の救急患者の受け入れが十分とはいえない現状ですので、手術に限らず、外科的処
置、救急処置を要する患者様に対して門戸を広く開放して、段階的に24時間対応を充実させるべく努力しています

3)ヘルニア手術について(H19.11追加)
   →当院での診療案内はこちら

吹井聖継(ふきいきよつぐ):副院長。宮崎医科大学卒。日本外科学会認定外科専門医、日本救急医学会認定ICLSコースインストラクター。日本胸部外科学会、日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、日本救急医学会会員
土田裕一(つちだゆういち):宮崎医科大学卒。日本外科学会認定専門医。日本消化器外科学会、日本臨床外科学会、日本腹部救急外科学会、日本大腸肛門病学会、日本救急医学会会員
堀 英昭(ほりひであき):福岡大学医学部卒。日本外科学会認定医。日本救急医学会会員
鼠径ヘルニア手術(Kugel法)を積極的に行うとともに、日帰り手術も目指しています。
原則として、午前中は外来・検査。午後は手術・検査。

月曜日、水曜日は午前より手術となることがあります。

※付表

鏡視下(鏡視補助下)で対応可能な手術 対象疾患
内ヘルニア手術 食道裂孔ヘルニア、横隔膜ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア
胃切除術(局所切除、部分切除、噴門側切除) 胃潰瘍、胃腫瘍
潰瘍穿孔部大網充填術 穿孔性胃、十二指腸潰瘍
選択的迷走神経切除術 難治性胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃空腸吻合術(バイパス術) 幽門狭窄、十二指腸狭窄
大腸切除術 大腸癌、大腸憩室炎、炎症性腸疾患
虫垂切除術 急性虫垂炎
イレウス手術 腸閉塞
胆嚢摘出術 急性胆嚢炎、胆石症
総胆管切石術 総胆管結石
マイクロ波凝固療法 肝癌
脾臓摘出術 脾腫瘍、脾損傷
副腎摘出術 副腎腫瘍
肺のう胞切除術 自然気胸
肺部分切除術 肺腫瘍
縦隔腫瘍切除術 縦隔腫瘍
試験腹腔鏡検査 急性腹症、腹部外傷
胸腔鏡下肺(リンパ節)生検 肺腫瘍、間質性肺炎